第9回 FBI異業種交流会

開 催 日平成27年2月5日(木)
場 所会場
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第1回FBI異業種交流会は、30数名のご参加からスタートし、今年9回目でその倍近くの60名近くまで増えました。

2月5日木曜日に毎年恒例となるFBI異業種交流会を行いました。

開催の数日前から雪の予報で場合によっては10センチ以上積もるという話で、
最悪は中止、開催しても雪の影響で欠席者が続出するのではという気持ちで当日を迎えましたが、
予報が外れ雪は見事に降ることなく、
体調不良の方、急きょ仕事でこれなくなった方以外は全員無事参加頂きました。

弊社代表の深澤は自分の行いが良いから天気に恵まれたと言っておりましたが、
恐らく深澤の行いではなく、ご参加いただいた皆様の日頃の行いが良いからだと感じました(笑)

昨年の交流会は参加者55名でこれ以上の多くは難しいだろうと思っておりましたが、
今年はそれを上回る59名の皆様にご参加頂きました。

FBI異業種交流会を開催した第1回目は、
30数名のご参加からスタートし、
今年9回目でその倍近くの60名近くまで増えました。

ご多忙の中多くの皆様が調整して頂き、
毎年ご参加して頂いているからこそ、
縁が縁を呼び毎年ご参加人数が増え、
この数字に達しました。
本当に心より感謝を申し上げます。

まず、FBI異業種交流会の代表である、
高陽精工株式会社代表取締役会長大澤様に開会のご挨拶をして頂きました。

今年の講演は、株式会社QMD代表取締役の武内康弘様に講演して頂きました。
株式会社QMD様の事業は簡単に申しますと、
群馬の産官学連携を促進する事をしております。

産(企業)、官(行政機関)、学(大学等研究機関)の連携と言うのは、
海外では成功例が多く、株式公開する企業なども多数出ており、
日本でもその成功例に習おうと以前より叫ばれておりますが、
日本での成功は数える程度で、なかなか成功例が出ておりません。
理由としては、大学の研究機関と企業、特に中小企業との接点が少なく、
本来であればお互いの強みを活かせる材料は多くあるのに、
接点が無い故に、それを活かしきれない状況が産官学連携の上手く行かない点であります。

QMDはそのような接点の少ない産官学の橋渡し役を行っております。
そして、群馬が国から認定されている「がん地域特区」を活かした連携を行っております。

がん地域特区とは群馬大学の重粒子線治療施設を中心に群馬を医療産業拠点とすることを目指し、
通常国の助成を受けられない事業でも推進調整日として事業費の補完が受けられる支援などがございます。
また、助成だけでなく、重粒子線システム及び周辺機器の受注獲得といった目標もございます。

例えば、医療機器のCTやMRIなどは国産の機器は殆どなく、
海外の機器を輸入している状況です。
しかし、実際にその機器の中身を見てみると、
国内で作れる部品、さらに中小企業などでも作れる技術は十分に可能なものが多いのです。

本当は自分たちの技術でも作れるものを、
結集すれば、国内での医療機器も夢ではございません。
しかし、だれもこのプロジェクトを束ねるところが無い。
そこをQMDが束ね(ハブ役)、医療産業を盛り上げようとしております。

現在は、県内企業だけでCT、X線治療装置を製造・販売し、
世界に普及させることを目標にしております。

講演では誰でも参加できる可能性がある、
例えば、ねじ1個や、機器を移動するキャスター、
機器を乗せる架台などから参加できると言うお話でした。

群馬は製造業の盛んな地域ですが、
多くはメーカーから依頼された部品を製造する、
言わば「下請け」と言う会社が多いです。
依頼主の業績が下がれば仕事が減る、
それが製造業の皆様が常日頃悩んでいる点です。
しかし、このようながん地域特区構想のもと、
自分立ちの技術を他に活かすという言わば自分から仕事を作るというのも、
この先、群馬の製造業が発展していくうえで良い機会になるのではないかと存じます。

武内様の講演の後は、会食を兼ねた参加者皆様の交流の時間です。

まず、乾杯の御発声をアエントリーフーズ株式会社代表取締役若林敏也様にして頂きました。

今年のご参加者は、人数が多くなったからかもしれませんが、
様々な業種からご参加して頂きました。
それ故、なかなか普段接することのできない業種の方とお話したいという
御要望が多く聞かれ、ご参加者から、FBIのスタッフが呼ばれ、
希望される方に紹介するという場面が例年以上にございました。

FBIもQMD様のようなハブ役として、
普段接触の無い業種の企業様を橋渡しし、新たなビジネスを広げ、
企業様が成長する後押しをこれからもどんどん実現したいと感じました。

最後に締めの挨拶を株式会社岸土木 代表取締役の岸義將様にして頂き、
今回の会も無事終了となりました。

ご参加頂いた皆様に深く感謝のお礼を申し上げます。
誠にありがとうございました。

また来年も多くの皆様にご出席して頂き、
そこから多くのビジネスが生まれるように弊社も努めて参ります。