車両保険は付けるべきなのか?


お客様に良く「車両保険は付けた方が良いか」と言う相談を受けます。
これは非常に難しい相談です。

何故なら車両保険を付けるかどうかは契約者によって異なるからです。保険はあくまでも万が一の補償ですから、
保険金をもらうタイミングが解っていれば加入されるでしょうし、保険金をもらう事は無いと解っていれば加入をする人はいないはずです。また、車両保険をずっと付けていたけど使うことが無かったので外したものの、外して間もなく事故をして後悔されるお客様も見てきました。車両保険を新車購入時に入らず事故をしてしまい後悔されるお客様もおります。

様々な状況を見ている代理店の立場から車両保険を付けた方が良いとか、付けない方が良いという意見を言う事は出来ません。ただ、もし個人の立場として申すのであれば、目安はご自身の自動車をどのように維持するかを考えて車両保険を考えた方が良いと思います。

例えば、新車で購入する際は長く乗る事を考えているでしょうし、綺麗な車両に傷がつくのも落ち込みますし、その自動車の車幅などの感覚に慣れてないので自損事故を起こす可能性も今まで慣れ親しんだ自動車から見ると高くなるかもしれないので、それであれば自損事故までを補償する車両保険に加入をした方が良いと思います。

そして、しばらくその自動車を運転し、経年劣化で車両も塗装剥げや細かな傷などが付いて、仮に自損事故が起きても車両保険を使わずにそのまま乗るという気持ちになるかもしれません。その場合、車両保険で自損事故や当て逃げの補償を外す代わりにフルカバータイプの車両保険よりも安価なエコノミータイプに切り替えるのも良いと思います。

その後、年数が経ち、自動車をそろそろ買い替えを検討していて、今の自動車で万が一事故が起きて多少の傷が付くぐらいでも、買い替えるという気持ちになれば車両保険を外すという形にします。

これはあくまでも私個人の見解です。上記のような気持でも実際に事故を起こした時には、予期せぬ事態もあると思いますので、そうした時に「やはり車両保険に入っておくべきだった」と感じる事もあるかもしれません。なので、一つの意見としてご参考にしてください。